浅野 克彦低温工学・超電導学会フェロー

氏名浅野 克彦
専門分野・
研究テーマ
応用理学、経営工学、超電導工学、低温工学、加速器工学、放射線応用技術
出身地東京都生れ、茨城県育ち
座右の銘至誠一貫・克己復礼
趣味旅行、音楽鑑賞、空手、柔道
職歴1980〜2020年 (株)日立製作所
2020年〜 東京工業大学
低温・超電導の魅力
  • 極限、未知なる世界への興味(好奇心)への誘い
    • 重要な物理法則の多くは極限状態で見出された
    • 無限の可能性、極限を追究することで得られる全ては自身を成長させてくれる
  • あまり目立たないが、多くの分野で社会に貢献;人々の満足度・幸福度の向上
  • 将来の社会課題のいくつかを解決する「社会技術」としての期待
研究成果・エピソード 企業での仕事:大型研究開発/国家プロジェクトに参画し科学技術の発展に貢献し、その技術を医療・産業分野に展開・事業化することで社会貢献できたこと
[若手時代の思い出の仕事の例]
CDF (Collider Detector Facility) 超電導ソレノイド(FNAL/Tevatronに設置)
  • 入社して間もない1980年代前半、担当者として設計・開発に従事
  • 高難度・新技術の塊:大型薄肉(φ3m×5mL、1.5T、30MJ)、全Al、ボビンレスコイル、間接冷却...
  • 国際協力プロジェクト:日本国の威信
  • 時間との戦い:飛行機(昔の軍用輸送機)で空輸
  • 現地コミッショニング
そして10年後・・・トップクォークの発見(1994年)
失敗の許されない/途方もないプレッシャーの経験、一方で筑波大、KEK、FNALへの感謝と連携の重要性を実感
学生時代熱中したこと 大学時代は、空手。「・・・大学理学部応用物理学科・・・」在籍でなく「・・・大学空手道部空手学科」在籍と称したりの毎日。ちなみに大学・大学院時代は、実験で液体窒素を扱った程度、超電導は全く縁が無かった。
自慢したいこと 「賢くなるには、人・本・旅が大切」(出口治明氏)ではないですが、旅行は好きで全国通訳案内士の資格を取得。 興味・好奇心を伴った活動は、視野を拡げ貴重な体験に繋がる・・・2018年6月、シンガポールに旅行したら、たまたま米国/トランプ大統領(史上初の米朝首脳会談で来訪)と宿泊先のホテルが同じで豪い目にあったが、得難い貴重な体験をした。
学会・若手研究者への
メッセージ
If you can dream it, you can do it! (Walt Disney)
(向井千秋さんの好きな言葉)

まずは夢を持つことを大切に。その上で、そこに留まらず、万里一空の境地で、目指す姿、目標に向かってたゆまぬ努力を。その際、歴史に学び、繋がりを大事に! その結果;Where there’s a will, there’s a way.
このプロセスは人間力を高めることにも繋がると思います。