LHC高輝度化アップグレード用超伝導磁石の開発(23)- 実機磁石の性能評価の詳細とクエンチ前兆現象の調査

Development of superconducting magnets for LHC luminosity upgrade (23) - Detailed performance evaluation of series production magnets and investigation of quench precursors


麻田 晴香, 鈴木 研人, 菅野 未知央, 中本 建志, 池本 由希子, 岡田 竜太郎, 高橋 直人, 田中 賢一, 大畠 洋克, 小野 賢太, 荻津 透, 岡田 尚起, 川又 弘史, 寺島 昭男 (KEK), 木村 誠宏 (東大), 市原 直 (フューザック・テクノロジーズ)


Abstract:CERNのLHC加速器の高輝度化を実現するためには、衝突点近傍に設置される超伝導磁石をより高性能なものへ更新することが不可欠である。KEKはこのうち、ビーム分離用超伝導双極磁石の開発・製造を担当しており、これまでに5台の実機磁石について縦型励磁試験を実施してきた。さらに、クエンチ前兆をリアルタイムで検出するイベントトリガーシステムを新たに構築し、磁石のトレーニング過程で発生するクエンチに先行する信号変動との相関を調査した。本講演では、2025年以降に実施した2台の実機磁石に対する性能評価の詳細に加え、当該トリガーを用いたクエンチ現象の解析の進展について報告する。