異なるレーザーパルス周波数で作製したBaHfO3添加YBa2Cu3O7薄膜の磁場中JC特性

In-field critical current density of BaHfO3-doped YBa2Cu3O7 thin films deposited at various laser repetition rates


神道 凌也, 堀出 朋哉, 吉田 隆 (名大)


Abstract:RE系超伝導線材の開発において成膜高速と高い特性を両立する必要がある。高速成膜を実現するうえでPLDでの成膜周波数を大きくする必要があるが、成膜周波数がピンニング特性に及ぼす影響については詳細に議論されていない。本研究では、IBAD基板上にレーザーパルス周波数を10-100Hzで変化させてYBa2Cu3O7+BaHfO3膜を作製し、超伝導特性を評価した。測定温度によらず高磁場中のJC特性は50Hzでの成膜時に最大となった。成膜周波数の上昇に伴うc軸長の伸長とTCの低下が確認された。JCの磁場依存性は成膜周波数によるナノロッド密度の変化を示唆している。ナノロッド形状と母相の結晶配向性のトレードオフがJCを決定していることを示唆している。