2極機フルピッチ構造を実現する転位並列導体を用いた鞍型電機子コイルの開発

Development of a Saddle-Shaped Armature Coil with Transposed Parallel Conductors to Achieve a Full-Pitch Configuration in a Two-Pole Motor.


井上 智博 (九大), 川﨑 剛輝 (都城高専), 三浦 峻 (NIFS), 宮﨑 寛史, 吉田 幸市 (九大), 川越 明史 (鹿児島大), 岩熊 成卓 (九大)


Abstract:超伝導モータの高出力化に向けた1つの方法として、電機子コイルの巻線ピッチ角度θpを拡大し、巻線係数を高めることがあげられる。特に、2極機ではθp = 180°のフルピッチ構造において巻線係数が最大となる。そこで本研究では、2極機におけるフルピッチ構造(θp = 180°)を実現する新たな鞍型電機子コイルを提案した。一方、θpの拡大に伴い、三相組立時には各相のコイルエンド部が干渉することが課題となる。これに対し、本コイルでは各相のコイルエンド部の中心位置をずらして配置することで、相間の干渉を回避しつつフルピッチ構造を実現した。本研究では、鞍型フルピッチコイルの臨界電流特性や出力特性、電流分流特性等の基礎的特性について評価した。