Current Status and Challenges of the Cryogenic System for the Belle II Detector Superconducting Solenoid Magnet (1) -Long term Operation Performance of Cryogenic System-
川井 正徳, 小田 航大, 青木 香苗, 近藤 良也 (KEK), 遠藤 友成 (日立テクノロジーアンドサービス), 槙田 康博 (KEK)
Abstract:高エネルギー加速器研究機構では、電子・陽電子衝突型加速器Super KEKBで加速した電子・陽電子を衝突させてB中間子を生成し、その崩壊過程を観測するBelleⅡ実験が行われている。BelleⅡ測定器にはコイル内径3.6m、長さ3.91mの超伝導ソレノイドが冷却負荷として設置され、250W@4.4Kの冷却能力のヘリウム冷凍機で冷却を行っている。本冷却システムはSuperKEKB/BelleⅡ実験の前身であるKEKB/Belle実験の1999年10月から物理実験のための運転を開始し、2010年から2016年までのSuperKEKB/BelleⅡ実験へのアップグレード期間の停止を経て、以降年間6,000時間、累積20年間に及ぶ長期連続運転を経験している。本発表では、安定な物理実験を可能とする低温システムについて、長期運用の実績と共に紹介する。