第一原理計算によるLa2C3超電導体の圧力効果に関する検討

Investigation of the Pressure Effects on the La2C3 Superconductor by First-Principles Calculations


吉川 雅章, 越沼 輝成, 川島 健司 (イムラ・ジャパン), 松本 凌, 高野 義彦 (NIMS)


Abstract:希土類炭化物超電導体La2C3の超電導転移温度TCはおよそ13 Kであるが、ダイアモンドアンビルセルによる加圧下抵抗測定でTCは22 Kまで上昇することが報告されている。これまでに第一原理電子状態計算によりFermi準位近傍の状態密度の増加がTC上昇に関与していることを明らかにした。一方フォノンの計算では立方晶構造が動的に不安定であることが示唆されており、わずかに歪んだ構造が存在することが考えられる。本発表では高圧下での構造安定性とTC変化の関連について検討した結果を報告する。