Slow strain-rate tensile properties of an austenitic stainless steel in low-temperature hydrogen environments
福田 真菜, 寺田 隼斗, 小野 嘉則, 小松 誠幸, 和田 健太郎, 早川 正夫 (NIMS)
Abstract:液化水素を製造、輸送・貯蔵、利用する機器等においては、液化水素環境だけでなく低温水素ガス環境下に金属材料が曝される。こうした機器の設計・開発には使用環境での力学特性を把握することが重要である。オーステナイト系ステンレス鋼SUS304において室温や-40℃の高圧水素ガス環境で、水素の影響により材料の特性を劣化させることが低ひずみ速度引張(Slow Strain-Rate Tensile: SSRT)試験結果で示された事例がある。一方、同じオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS316LのSSRT特性に及ぼす水素の影響について、その温度依存性を低温下で評価した報告は少ない。そこで本研究では、SUS316Lを対象に、40~353 K水素ガス環境下において、SSRT特性に及ぼす水素の影響を調査した。