Mechanical vibration measurements of a two-stage GM cold head
増山 新二 (大島商船高専)
Abstract:小型冷凍機の機械振動は、その運転条件により大きく変化することが予測される。4 Kでワットクラスの冷凍能力を発揮する2段GM冷凍機には、通常、7 kWクラスの圧縮機が使用され、コールドヘッドは60-72 rpmで動作される。一方、低消費電力を目指した研究において、2段GMコールドヘッドの動作速度を36 rpm程度の低速にすることで、2 kWの電気入力でも4 Kにおいて1 Wに近い冷凍能力が発揮できることが報告されている。そこで今回、2段GMコールドヘッドに7 kWクラスと2 kWクラスの圧縮機をそれぞれ接続したときの冷却ステージの機械振動(変位と加速度)測定をコールドヘッドの動作速度を変えながら、室温にて実施した結果を報告する。