Performance analysis of rectangular Nb3Sn conductors for SuperKEKB superconducting quadrupole magnet: Analysis of magnetization time dependence and effective filament diameter by magnetization measurement
星野 壮太, 金子 和宏, 谷貝 剛 (上智大); 大内 徳人, 有本 靖, 植木 竜一 (KEK); KASHIKHIN Vadim, STOYNEV Stoyan (FNAL); 中尾 健吾, マン カケイ (古河電工)
Abstract:SuperKEKB加速器では性能向上のため、陽電子ビーム集束用超伝導四極磁石（QC1P）を100mm衝突点側へ接近させる計画である。これに伴いQC1Pに割り当てることのできるスペースが減少し、磁石の小型化が要求される。このため現在使用しているNbTiからより臨界特性の高いNb3Snへ線材を変更した際の正確な特性評価を進めている。中でも長時間の磁場変化はフィラメント径と密接な関係があるが、加熱処理中に隣接するものが融合し、実効径が設計値よりも上回ることがある。特性評価にはこの実効径を知る必要がある。本研究では試料振動磁束計を用いて平角Nb3Snのショートサンプルの磁化を測定し、平角Nb3Sn導体のフィラメント実効径を評価し、磁場性能への影響を調べた。