33T無冷媒超伝導磁石開発(1):プロジェクト概要

Development of 33 T cryogen-free superconducting magnet (1) : Overview


淡路 智, 土屋 雄司, 髙橋 弘紀, 野島 渉平, 羅 ?怡 (東北大); 岡田 達典 (九工大); ARNAUD Badel (G2Elab/N?el Institute); ALEXANDRE Zampa (東大); 宮崎 寛 (九大); 宇都 達郎, 戸坂 泰造, 根塚 隼人, 花井 哲, 武輪 裕之, 稲垣 淳二, ,井岡 茂 (東芝ESS); 杉本 昌弘, 谷口 諒, 福島 弘之, 広瀬 清慈 (古河電工); 武藤 翔梧, 藤田 真司, 大保 雅載 (フジクラ)


Abstract:東北大金研では33T無冷媒超伝導マグネット(33T-CSM) を開発してきた。33T-CSMは19T-REBCO内挿コイルと14T低温超伝導(LTS: Nb3Sn/NbTi)外挿コイルで構成され、冷凍機により伝導冷却運転を行い32mm室温ボアに33Tを発生させる。 2024年には内挿REBCOコイルを除くシステムの設置が完了した。LTSコイルには高強度CuNb/Nb3Sn Rutherford導体を用い275MPaの高応力設計を採用し、REBCOコイルは、我々が提案している端面含浸を用いたRobustコイル技術を用い、現在製作中である。今回、33T-CSMに関してこれまで現在の進捗ついてまとめて報告する。本講演では全体概要について報告し、続いて超伝導線材、冷却、LTSコイル、REBCOコイル設計について得られた結果についてまとめて報告を行う。