Unipolar TD-NMR magnetic pole using superconducting bulk magnet and its pulse excitation
岡 徹雄 (芝浦工大); 高橋 雅人 (理研); 坂井 直道 (芝浦工大); 横山 和哉 (足利大)
Abstract:永久磁石を使った時間領域(Time Domain: TD)NMRが広く利用されている。化学シフトを検出せず自由誘導減衰(Free Induction Decay: FID)からの情報により物質の拡散などを計測できる。小型コンパクトなバルク磁石と優れた磁場安定性はこの分析法に適している。冷凍機冷却されたバルク磁石の励磁はパルス着磁により、4 Tの磁場印加で磁極表面に2Tが得られている。複数回の磁場印加による温度上昇は1回目の5Kから6回目には0.4Kに減少し反復着磁の有効性を示した。磁場空間は中央部が凹んで平坦な分布となることから、TD-NMRとして利用可能である。