Ba/RE比の異なる人工ピンニングセンター導入型希土類系高温超伝導線材の磁場中臨界電流特性

In-field Critical Current Characteristics of Artificial-Pinning-Centers Introduced REBa₂Cu₃O_y Coated Conductors Fabricated by Different Ba/RE Ratios

高城凜, 隠崎遼河, 関戸真矢, 田代理一郎 (福岡工大); 小山田拓真, 佐藤迪夫, 塩原敬 (SWCC); 土屋雄司, 淡路智 (東北大); 井上昌睦 (福岡工大)

Abstract:TFA-MOD法でのREBa₂Cu₃O_y線材の作製においては，出発原料の組成比を化学量論組成であるRE:Ba:Cu=1:2:3とはせず，Baの量を減らし（Ba-poor），REとBaの比（Ba/RE）を1.5とすることが一般的である。本研究では，人工ピンニングセンターとして10 mol%のBaMO₃（MはMetal）を添加したREBa₂Cu₃O_y線材において，出発原料のBa/RE比が異なる試料の磁場中I_c特性を測定し，比較を行ったのでその結果を報告する。