高い一軸圧力下で放電プラズマ焼結したNb3Sn超伝導バルク体の緻密化と磁束ピン止め特性

Densification and flux pinning characteristics of Nb3Sn bulk superconductors prepared by SPS method under high uniaxial pressure


小山田 拓真, 内藤 智之 (岩手大)


Abstract:Nb3Snバルクをin – situ法で作製した場合、充填率は50 %以下になり、それに伴いJcや捕捉磁場が低下する。しかし、SPS (Spark Plasma Sintering) 法による加圧焼結では急昇温、急冷却が可能であるため、粒成長を抑制して高密度化することが出来る。このことから,我々はex-situ SPS法で作製したNb3Sn超伝導バルク体の磁束ピン止め特性について報告してきた。だが、そのバルクの充填率は80 %台であり、さらなる充填率向上の余地があると言える。このことから本研究では高密度化を目指してSPS時の印加圧力を変更してNb3Snバルク体を作製し、その磁束ピン止め特性について報告する。