SuperKEKBビーム最終集束用超伝導電磁石システム (9-4)
-Phase-II試験運転における冷凍システム用モニタリングシステムの運用-

Superconducting Magnet System for the Interaction Region of SuperKEKB (9-4)
- The remote monitoring system for the QCS and Belle II cryogenic system in Phase-II commissioning -


青木 香苗, 大内 徳人, 宗 占国, 有本 靖, 王 旭東, 山岡 広, 川井 正徳, 近藤 良也, 槙田 康博 (KEK); 遠藤 友成 (日立プラントメカニクス); 廣瀬 雅哉 (関東情報サービス); 岩崎 昌子 (大阪市大); 中村 卓也 (三菱電機システムサービス)


Abstract:SuperKEKB加速器の衝突点近傍にはビーム最終収束用超伝導電磁石群(QCS)と物理実験用の超伝導ソレノイド(Belle ソレノイド)が設置されている。
冷凍システム用モニタリングシステムは、これら超伝導電磁石冷凍システム群の閉じた制御系と連携して、より広く柔軟にデータの活用を図る目的で開発された。
2018年3月から7月までのPhase-II試験運転においては、より運転に即したモニターのために収集データの追加、グラフィック画面の追加、ネットワークを超えて加速器、実験側とのデータの交換、長期運転のための信頼性向上のためのスペア機器の整備等を行っている。
本発表においては、これらPhase-II試験運転において追加した機能とその運用結果について報告する。