ハイパーサーミア用高周波電磁石試作機の直流励磁結果及びインピーダンスの周波数特性

DC Excitation Text Results and Impedance Frequency Characteristics of a High-Frequency Magnet Prototype for Magnetic Hyperthermia


許 航, 野村 新一 (明治大); 磯部 高範 (筑波大)


Abstract:ハイパーサーミアとは,癌細胞を加熱して死滅させる治療法であり,生体組織の温度を選択的に上昇させるため,磁性体を高周波で誘導加熱させる方法が研究されている。本研究では、ハイパーサーミアのため、有効な高周波磁場発生装置の設計と試作について検討している。目標は、300 mm の利用空間に最大中心磁場 0.06 T,周波数 200 kHz の高周波磁場を発生することである。しかしインピーダンスの大きさから、200 Aの交流電流でコイルを励磁する場合、コイル両端の電圧は 2.2 MV になる。そのため,電源の出力電圧容量を低減するため、キャパシタを利用して直列共振回路を作る必要がある。今回は、高周波電磁石の設計手法を確認するため、70 mm × 79 mm × 10 mm のフェライト 100 枚を利用して,利用空間 80 mm の高周波電磁石試作機を設計製作した。発表では、試作した高周波電磁石の直流励磁結果及びインピーダンスの周波数特性を報告する。