概要 E3-28
加速器用ラザフォード型超電導導体はストランド間の電流分布が一様とならず、励磁速度によってクエンチ電流が低下することが報告されている。励磁中の導体内の電流分布の不均一性を支配する要因の1つととしてストランド間の接触電気抵抗が挙げられる。我々は高感度な測定装置である超電導トランス法を用いて加速器用ラザフォード型超電導導体の接触電気抵抗を測定してきた。今回は、通電電流や試料に加わる圧力、試料のキュアリング温度と時間の影響について実験・検討を行ったので、その結果を報告する。