概要 E2-35
6.6kV/1kA級単相超電導限流器の開発を行っている。今回はNbTi撚り線導体を無誘導巻きにしたコイルからなる素子をシステムに組み込み、短絡発電機を用いて限流試験を行った結果を報告する。6.6kV印加では50kAを超える短絡電流を5200Aに限流した。このときのエネルギー72.5kJ投入後も素子性能の低下はみられなかった。容器を閉鎖状態にして6.6kV印加時の限流試験を行ったところ、圧力上昇は0.22MPaと許容値以下であった。