概要 E2-22
超電導限流器のコンパクト化のためには、電流リードを介して侵入する熱の低減が重要で、これまで高温超電導体の形状による熱侵入量低減への効果を実験により測定・検討してきた。今回は、円筒形超電導バルクを6本円周上に配置した電流リードについて、戻りガスによる冷却効果に関する測定実験を行ったので、その結果を報告する。また、熱侵入量と電流リードの幾何学的形状の関係を明確にするための数値解析コードを開発した。その妥当性を実験により検証し良好な結果を得たので併せて報告する。