概要 C3-12
超伝導撚線の安定性を解析する際に、素線間の接触抵抗と熱伝達は、必要不可欠な変数である。これまで、素線間の接触抵抗については何度か測定されているが、熱伝達の測定は極めて少ない。本研究では、素線間の熱伝達を、CIC導体の横方向有効熱伝導率を測定することで推定する。測定には定常熱流法を用い、コンジットの寄与を差し引き、撚線のみの横方向熱伝導率を評価した。測定は真空中で行なっているが、実際には存在するヘリウムの影響についても検討を加える。