概要 E2-12
Hg系超電導体(Hg-1212)の磁化および緩和特性をSQUIDで測定し、評価・検討した。試料は金属酸化物から生成した。焼結ペレットを0.1 mbarの石英管に封入し、800℃10時間加熱後徐冷した。zfc, fc特性からTcは132 Kであった。磁化曲線にはピン止め以外の磁化成分が含まれていたので、磁化幅のクリープ特性を求めてピンポテンシャルを評価した。ピンポテンシャルの温度、磁界依存性から、ピンポテンシャルは印加磁界が増加し温度が低くなると小さくなった。