B1-20
ITER CSモデル・コイルの製作が現在進められている。本コイルは、強制冷却式の18層の2条巻きのレイヤー構造であり、日本は外側の8層分のコイル製作を担当する。レイヤー巻コイルの製作上の問題点の一つは、層間ジョイントの位置や熱処理による収縮を考慮して、厳しい寸法精度の管理を各層毎を行なわなければならない事である。講演では、巻線に関する問題点を紹介するとともに、ダミー導体などを使用した巻線技術のR&Dの結果について発表する。