A1-11
 リリーフバルブを用いたパルス管冷凍機についての発表である。パルス管冷凍機はスターリング冷凍機にくらべ内容積が大きく、そのため圧縮機が大型化してしまう傾向にある。したがって、冷却能力の向上やアクチュエータの効率化は冷凍機全体の小型化にもつながる重要な課題である。 同一排気容積での冷凍能力向上には、周波数の増加やリリーフバルブを用いた図示仕事の矩形化などがある。しかしながら、その両立を図った例はない。 本報告では筆者らが提案したリリーフバルブを用いたパルス管冷凍機の高周波数化について検討を行ったので報告する。