概要 C1-9
従来から開発がおこなわれてきた超電導線材のような1次元的な使用形態とは異なり、最近では板材、バルク材といった 2〜3次元的な使用形態を持つ材料も実用化直前にある。このような材料を用いた機器設計には、電磁気的な振る舞いを 予測する手段が必要である。今回、新たに超電導板材(NbTi/Nb/Cu)の電磁気的な振る舞いをマクロ的に解析できるツール を開発した。本手法で解析した値と実験値との比較は良い一致を見ている。これにより、具体的な機器設計に活用でき、 また、Y系のような超電導バルク材の解析にも適用できる、幅広い解析ツールを開発することができた。