概要 E1-5
加速器用ラザフォードケーブルは、高磁界中において高電流密度で使用される。現在、変動横磁界中で低損失でかつ安定なケーブルの開発が要求されている。このようなケーブルの実現の為の1つの有望な候補として、ケーブル断面中央部に高抵抗コア材をもち、さらにケーブルの長手方向が部分的に低抵抗接触している構造が考えられている。そこで、本研究では、このタイプのケーブルの結合損失特性を解析できる3次元の有限要素法(FEM)の計算コードを開発し、その定量的な検討を行った。