大型ヘリカル装置用超伝導マグネット建設の現状-1997年秋-

 大型ヘリカル装置(LHD)の第I期建設は最終年度に入り、今年の12月に組立を完了する計画である。現在までに、ヘリカルコイル2個、ポロイダルコイル6個の超伝導コイル全ての組立を完了した。電磁力支持構造物の支持シェルとヘリカルコイルの内側にプラズマ真空容器を設置して溶接作業も完了した。現在配管作業を実施してところである。また、外径13.5mの断熱真空容器の現地溶接も完了し、10月に本体との組合せを行う予定である。LHD本体の冷却励磁は来年1月から開始し、3月末にプラズマを点火する計画になっている。これらLHDの建設状況について本学会で報告する。