CERN　LHC　1.8K／2.4kW冷凍システム−運転結果

CERN LHC 1.8K/2.4kW Refrigeration system- operation results

石川島播磨重工業株式会社^A,LINDE KRYOTECHCHNIK AG^B
@本田忠明^A,森幹郎^A,朝倉啓^A,吉永誠一郎^A,K.kurtcuoglu^B

　 CERNのLarge Hadron Collider(LHC)は、1.8Kで運転される超電導磁石を適用した世界最大規模のプロジェクトです。全てのシステムを１．８Ｋに冷却するために、８台の冷凍設備が必要となります。この内、４つの設備が、ＩＨＩ／ＬＩＮＤＥにより供給されます。冷凍設備は、超電導磁石から蒸発してくる約４Ｋ、１５ｍｂａｒＡの低温ヘリウムを処理します。超電導磁石から戻るヘリウムは、圧縮、再冷却、膨張させて、１．３ｂａｒＡ、約２０Ｋの低温ヘリウムとして、４．５Ｋヘリウム冷凍設備に戻します。2002年6月に完成したこのCERN-LHC用1.8K2.4kW冷凍システムについて説明する。